第4号記事

1.薬友会総会・講演会のお知らせ

2024年09月27日(金) | コメント(0)
令和6年度薬友会総会・講演会のお知らせ
 
令和6年10月19日(土) 薬学部講堂 (オンライン配信はありません)
15:30~15:50 総会
16:00~18:00 講演会
 
■薬友会総会
主な議案:役員の選出、準会員制度の創設について、規約の改正、令和5年度決算など
議案内容は薬友No.48に掲載されます
 
■講演会
ヘルスケアにおけるイノベーション創出 – 課題と未来 –
岡村直樹

(1985年卒 アステラス製薬株式会社代表取締役社長CEO)
 アステラス製薬は、世界70か国以上でビジネス展開するグローバル製薬企業であり、変化する医療の最先端に立ち、科学の進歩を患者さんの「価値」に変えることをVISIONとして掲げています。経営計画2021では、優先度の高いバイオロジー、モダリティ、疾患の特定の組み合わせであるPrimary Focusの研究開発に注力しています。また、ペイシェントジャーニー全体への「価値」提供や異分野技術の融合、サステナビリティにも取り組んでいます。イノベーションを継続的に生み出すために、組織や企業文化も変革し続けています。講演の最後に、岡村氏ご自身の経験や教訓を共有し、薬友会のメールマガジンにも寄稿された「連峰縦走型キャリア形成」についても触れていただきます。
 
免疫チェックポイント機構の原理解明に基づいた新規治療法の開発
岡崎一美

(1998年卒 定量生命科学研究所分子免疫学研究分野准教授)
がんに対するニボルマブ、アルツハイマー病に対するレカネマブに代表されるように、近年、様々な疾患に対して免疫を利用した治療法が次々に開発され、免疫療法の可能性に大きな期待が寄せられています。岡崎一美先生はこれまでに、がんや自己組織に対する免疫応答の制御機構、いわゆる免疫チェックポイント機構に着目し、本機構を担う分子の探索と機能解明による原理の究明、および見出した原理に基づいた新規免疫療法の開発を進めてきました。免疫応答を自在に操作することにより、がん、自己免疫疾患、アレルギー疾患、移植片の拒絶、感染症、さらには神経変性疾患など様々な疾患に対して、発症要因を取り除く根治療法が開発できると期待されます。